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by Erick Schonfeld on 2012年1月3日

たった一年でこれほど変わるものなのか。本誌の「2011年のテクノロジー界、11大ニュース」で、私はcomScoreの米国モバイル契約者数予測に基づいて上のグラフをまとめ、スマートフォン市場のシェアの劇的変化を図示した。AppleとGoogleのiPhoneとAndroid電話機を合わせたシェアは、2010年8月から2011年11月の18ヶ月たらずに、43.8%から75.6%へと伸びた。

同じ期間にRIMのBlackberryは37.6%から19.7%へと18ポイント近く減少した。Microsoftのモバイルシェアも10.8%から5.7%に半分近く縮小した。そして18ヶ月前にほぼ5%のシェアを持っていたPalmは、事実上消滅した(comScoreがシェアの報告をやめた)。

by Josh Constine on 2012年1月3日

Chrome Sponsored Link Campaign

Googleは複数のブロガーたちにお金を払ってChromeに関する記事を書かせ、しかもそのやり方が同社自身の有料リンクに関するポリシーに違反していた、とSearch Engine Landが書いている。もしもGoogleが、過去の違反者に対してと同様の罰則を、同社が金を払ったとされる記事上のリンク*に適用したら、Chromeのダウンロードページは1ないし12か月、同社の検索エンジンの結果から消されるはずだ。でも、そうはならないだろう。ブロガーを利用した今回のChromeのキャンペーンは、Googleの多様な事業の中には、自分自身の躓きの石になるものもときにはある、ということの、また一つの例だ。

問題の核心は、Googleあるいは広告代理店のUnrulyが、ブロガーたちのスポンサーになり、同社のブラウザに関する記事を書かせ、その中に”Chrome for small businesses”(小企業のためのChrome)と題するプロモーションビデオを含ませたことだ。SEO Bookが、そのことに最初に気づいた。それらの記事の一部はChromeのリビューを意図した記事で、とくに商業者にとって便利だと言っている。ただしどの記事も、Chromeブラウザの詳細や、小企業にとって便利な機能等を具体的に挙げているわけではない。いわばそれらは”ごみ記事”であり、先月行われた検索エンジンのアルゴリズムの更新により、はねられるようなシロモノだ。Search Engine LandのDanny Sullivanが、そういうスポンサー付きブログ記事のいくつかを、詳しく紹介しているから、関心のある方はご覧いただきたい。

by Robin Wauters on 2012年1月3日

【抄訳】
one

本誌の読者は、すごいね。自分のスタートアップを売り込むためのワンセンテンスの企業紹介文(one-sentence pitch)を、この前(米国時間12/30)の記事で募集したときは、集まるのはせいぜい20から30ぐらいだろう、と予想していた。

ところが、寄せられてのは数百だ(正確に言うと670あまり)。みなさまの熱心な関心とご参加を、厚くそして熱く御礼申し上げます。

応募数が多かったため、選考に時間がかかり、元旦の記事には間に合わなかったことをお詫びします。すべての応募作品に講評を付けたいところですが、この数ではそれもできませんね。

実はこの企画は、多くの方が思われたような、コンペや自社スタートアップの売り込み合戦ではなくて、起業家が自分の会社のビジョンを簡潔明快に表現するための、訓練というか練習の一環です。

by Erick Schonfeld on 2012年1月3日

Top 5 Browsers StatCounter

Googleの製品で2011年にシェアが急増したのは、モバイルにおけるAndroid OSだけではない。StatCounterの調査によると、ブラウザにおけるChromeのマーケットシェアは1年前の15%から2011年12月には27%に達した。Chromeのこの昨年末のシェアは、Firefoxの25%を上回る(後者は1年前の31%から下落)。Googleは、Firefoxのデフォルトの検索サイトとしての契約を3年延長することに合意したが(総額10億ドル)、ブラウザのシェアは奪い続けている。

これとは違う数字もあるが、でも傾向は同じだ。NetMarketShareの別の計算方法によると、ChromeはFirefoxより依然としてやや低い。年末のシェアはChromeがほぼ19%に対し、Firefoxが22%だ。ただし時系列ではChromeがアップ、Firefoxがダウン傾向となっている。Internet Explorerのシェアも下降気味だ。

by ゲスト ライター on 2012年1月3日

Myth

編集部: この記事はBox.netのファウンダー、CEOのAaron Levieによるゲスト投稿。Levieの以前の記事

2012年には次の2つのうち、どちらかが必ず起きるはずだ―古代マヤ人が予言したように、宇宙の終わりが来るか、それともエンタープライズ・ソフトウェアがクールだと思われるようになるかだ。後者については私はずっと以前から予測してきた。

残念ながら人々はエンタープライズ・ソフトウェアというものに私ほどは魅力を感じないようだ。それは分からないでもない。皆を世界中の音楽にアクセスできるようにするとか、友だち全員をネットワークするとかいうテーマは常に人気を集める。クーポンやら無作為ビデオチャットやらバーチャル酒場やらもなるほど面白い分野ではあるだろう。しかし、あるエンタープライズ・ソフトウェア企業が 34億ドルで買収されているし、up 60%も株価がアップしたSaaS企業がある。上場後の株価も順調な値動きだし、さらに多くの上場が噂されている。私にはエンタープライズ分野が退屈な場所だとは思えないのだ。

そこで以下にエンタープライズ・ソフトウェアをめぐるいくつかの神話を取り上げ、論破しておくことにする。これを読めば、なぜ私が2012年がエンタープライズ・ソフトウェアの時代になると考えているのかがお分かりになるだろう。

by Rip Empson on 2012年1月1日

[抄訳]
Times_Square_NYC

家にいたまま、恒例のTimes Square(ニューヨーク・タイムズスクエア)の大みそか祝賀行事を見たくない? そう、ここに行けば見られるんだよ。Livestreamが、祝賀行事の主催団体Times Square New Year’s Eve Celebrationと提携して、行事をコマーシャルなしで6時間半、実況する。そのライブ放送には、Biebs、Lady Gaga、Cee Lo、Ball Dropなどの有名ミュージシャンもたくさん登場する。行事の詳しい”時間表”が、ここにある。〔放送終了は、日本時間1月1日午後2時15分。〕

by Sarah Perez on 2011年12月31日

dropboxlogo

最近創業されたばかりのソフトウェア開発企業Wappwolfが一昨日(米国時間12/28)立ち上げたDropbox Automatorは、いわばDropbox専用のIFTTTだ。IFTTTは、インターネットの浦島太郎さんに説明すると(ところであなた今までどこにいたの?)、あっと驚くような斬新なオンラインツールで、特定のアクションが起きたときにやるべきタスクを、自動化してくれる。たとえば: 自分のFacebookのプロフィールの写真を変えたら、Twitterのプロフィールの写真もそれに変える;Amazonに本日の無料Androidアプリが載ったら私宛てにメールをする;新しいメールが来てたらそのことをテキストメッセージングで教える、などなど。

Dropbox Automatorは、ユーザのDropboxのフォルダに新たに置かれたファイルの種類に応じて、何かのタスクを実行する。

by Matt Burns on 2011年12月31日

cat

iOS製品は、多くの人にとってとても使いやすい。でも、猫にとってはどうか? Fruit NinjaのデベロッパHalfbrick Studiosが最近ツイートしたビデオによると、猫にとっても使いやすいようだ。ビデオをスタートして数秒後に分かるのは、その猫がこのゲームの経験者であること。彼(彼女?)は、まるで最高得点者のように、フルーツをヒットしていく。

UberGizmoの記事にあるように、猫のプレイは意外なほど正確で、アーケードモードを楽々とこなしていく。

by Sarah Perez on 2011年12月31日

iPhone Apps

今、史上初めて、アプリの時代というものが訪れようとしているのではないか。iOSのアプリはすでに60万近くあり、Androidも40万近い(Distimoによる)。アプリのエコシステムは指数関数的に急速な成長を遂げ、成長鈍化の兆しもない。また、鈍化するはずもない: モバイルアプリの対象市場の規模は、数億というオーダーなのだから。

アプリがウン十万種類(やがてウン百万種類?)ともなれば、その発見が大きな課題になる。アプリストアでも、自分のデバイスの上でも、そしてサードパーティのサービスにおいても。この、アプリ発見という堅いクルミの殻を割ることのできた者は、次世代のGoogleになるだろう。リソースのWebに対する検索エンジン(Google)ではなく、アプリのWeb(蜘蛛の巣)に対する検索エンジンとして。

by Erick Schonfeld on 2011年12月31日

2011

さあ、今年もいよいよ余すところ1日となった。2012年に向けてアクセルを踏む前にバックミラーをちょっと覗いてノスタルジアに浸ってみてもよいだろう。以下に2011年のテクノロジー界で起きた記憶に残る出来事をまとめてみた。

1. 一つの時代の終わり―スティーブ・ジョブズ逝去
2011年のテクノロジー界でもっとも決定的な出来事はスティーブ・ジョブズの逝去だった。ある程度予期されたことだったにも関わらず、ジョブズの死が世界にあれほど大きな衝撃を与えたのは、彼の創造性がもっとも活発に発揮されている時期であり、同時に彼の仕事が未完であることがはっきりしている最中だったからだ。ジョブズはポスト・パソコンPC時代をiPhoneとiPadによって切り開いた。ジョブズの後に全テクノロジー産業が続いた。ジョブズはいつも最後のもう一つで人々を驚かせるのが好きだった。Appleは未来に深い影響を与える製品を作ってきた。彼が最後に公衆の前に登場したのはクパチーノ市議会での未来的Apple社の新本社の建設計画の発表の席だったことも暗示的だ。(今年逝去したテクノロジー界の功労者には デニス・リッチー、ボブ・ガルヴィン、ケン・オルセンらがいる)。

by Serkan Toto on 2011年12月31日

insync

ファイルの同期化と共有を提供するサービスInsyncは、誕生から1年あまりとなる今日(米国時間12/30)、大幅な改造を伴うバージョンアップを行った。そのInsync 2.0は、Google Docsにより焦点を絞り、”GoogleユーザのためのDropbox”という性格を一層強化した。また、登録手続きと同期化の量制限を廃止し、UXをよりすっきりさせ、そして無料制にした。

この製品の対象層は、Dropbox的にファイルを取り扱いたい*と願っているGDocsのユーザで、Googleのアカウント保有者の多い職場やグループなどが重宝するだろう。ユーザはInsyncを使って、GDocsのファイルを自分のMacやWindowsのデスクトップから自動的にシンク(sync)、アップデート、管理、そして共有できる(FinderやExplorerの中で)。

by Sarah Perez on 2011年12月30日

iPhone Apps

モバイルのアクセス分析を提供しているMobilewallaが、2011年の4大プラットホーム全体におけるアプリケーションの、上位ランキングを発表した。ランク付けに使用した独自のシステム”Mobilewalla Score”は、ユーザによる格付けデータだけでなく、それに、そのアプリの所属カテゴリー内の順位、ダウンロード数、ソーシャルメディアにおける評価などの要素を加味した、独自のアルゴリズムを使っている。

そのスコアは100点満点で、より成功したアプリほど高得点になる。アプリストアのエコシステムを独自の視点で一望できるこの分析手法は、そのほかの年末恒例のリストとはひと味違っていておもしろい。そういうよくあるリストはもっぱらダウンロード数を見ているので、毎年常連の人気アプリ、Facebook、Twitter、Angry Birdsなどなどが上位に来ることが多い。ほかには、本誌がよくやるように、編集者等の主観が入った評価もある(例1例2例3)。

by Greg Kumparak on 2011年12月30日

Tubalr

YouTubeは猫のビデオが多すぎるとか、オーディエンスのコメントが概してアホっぽい、とよく言われている。でも、YouTubeの本当の深刻な欠点は、音楽ビデオの保存と提供の仕方だ。愛を失ったMTVがNick Cannon Presents: Whacky Garbage Nonsenseや、再放送のAmerica’s Next Quickly Forgotten Reality Show Personなどをやるようになって以来、音楽ビデオはこれまでの10年近く、自分にふさわしい家を失っている。そしてそこへ、YouTubeが出現した。

YouTubeで音楽ビデオを見るときの、悪い点だけを挙げるとしたら、それは何? YouTubeのすべてだよ。ひどいコメント、アーチストの大仰な略歴、リコメンデーションの洪水。そこで、Tubalrの登場だ。それはYouTubeが誇る音楽ビデオのコレクションだが、あの忌まわしいYouTubeらしさがない。

by Jason Kincaid on 2011年12月30日

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今年の初めにAmazonは、大胆なことをした。Androidのオープンな性質に目を付けて、Android Appstoreを立ち上げたのだ。それは、多くのAndroid機にプレインストールされているGoogleの公式のアプリストア、Android Marketの直接のライバルになる。

しかし今のところ、Amazon Android Appstoreの出だしは好調ではない。その最大の理由は、インストール作業がたいへんだからだ。携帯のSettingsメニューへ行き、’non-Market’のアプリケーションを許可するという、なんだかものものしい設定をして、それからAmazonのストアからユーザ自身が手作業でダウンロードする。こういうことをわざわざする携帯ユーザは、あまりいない。Amazonは、上位人気のアプリの無料化や割引きをやって客寄せをしているが、その効果は乏しい。

ところが、Kindle Fireのおかげで、状況が変わり始めた。

by Sarah Perez on 2011年12月30日

Benedict EvansEnders Analysisのためにまとめた最新データによると、Facebookモバイルアプリの月間アクティブユーザー数が3億人を越えた。主としてこれはiOSおよびAndroidアプリの膨大なユーザー数によるものだが、BlackBerry、Simbian、Windows Phone、iPad、さらには多機能電話も数に入っている。

この数字は、現在Facebookが公表しているアクティブユーザー数8億人の40%にあたる。

Facebookは9月に、3億5000万人以上のアクティブユーザーがモバイル機器経由でアクセスしていることを発表している ― これはモバイアプリだけでなくモバイルウェブのユーザーも含んでいる。Evansの説明によると、アプリのユーザー数は各アプリのFacebookページに行って足し合わせることで追跡できるという(あるいはAppDataなどのサービスを使えば似たことができる)。